「谷口ジローコレクション」刊行開始

谷口ジローの世界を堪能でき、新発見できる「究極の決定版」が登場
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小学館と双葉社の共同企画として、漫画家・谷口ジロー氏の国内初となる本格選集を出版が決定。「谷口ジローコレクション」と題し、2021年10月から2022年2月までの5か月間にわたり、毎月2冊ずつ、合計10巻を第1期として刊行します。
第Ⅰ期(全10巻)ラインナップはこちら

●本日2021年10月29日(金)より発売開始
・『父の暦』(小学館)
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・『「坊ちゃん」の時代』(双葉社)
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●2021年11月30日頃発売
・『遥かな町へ』(小学館)
・『秋の舞姫』「坊っちゃん」の時代 第二部(双葉社)
●2021年12月28日頃発売
・『冬の動物園』(小学館)
・『かの蒼空に』「坊ちゃん」の時代 第三部(双葉社)
●2022年1月28日頃発売
・『欅の木』(原作:内海隆一郎、小学館)
・『明治流星雨』「坊ちゃん」の時代 第四部(双葉社)
●2022年2月28日頃発売
・『青の戦士』(原作:狩撫麻礼、小学館)
・『不機嫌亭漱石』「坊ちゃん」の時代 第五部(双葉社)
*『「坊ちゃん」の時代』はすべて関川夏央氏との共作

●本書の5大特長

その1:雑誌掲載時と同じB5サイズの大判で刊行
今回、「ビッグコミック」や「漫画アクション」等の雑誌掲載時と同じ、B5サイズの大判で刊行です。谷口氏は原稿を執筆する際、B5サイズになることを想定して描いていたこともあり、本シリーズでは著者の意図に近い形で、作品をお楽しみいただけます。

その2:原稿はすべて最新のスキャナーで取り込み、新規製版
今回、現存する原稿をすべてスキャンし直し、セリフなどの文字も打ち直しました。これまでの単行本よりも、描線一本一本がくっきりと、スクリーントーンの重ね技もより克明に見えるように。また、薄墨やホワイトなどを用いたページについては、より高精度にスキャンし、原画上での表現を極力再現する工夫を行っています。

その3:カラーページを完全収録。初収録となる画稿も。
雑誌掲載時に4色カラー、2色カラーで掲載されたページについては、すべて4色印刷で収録。第1回配本の『父の暦』では、2色カラーページを単行本で初再現するほか、単行本ではトリミング掲載された鳥取大火の画稿の全貌を、改めて口絵として掲載します。

その4:限定特典として毎巻、別冊小冊子付き。豪華執筆陣による書き下ろし原稿と、未発表ラフなどを掲載。
毎巻、別冊小冊子『「紙」が語ること―谷口ジローの世界』を封入。谷口ジローの世界をより楽しむための評論、エッセイを掲載します。
第1回配本、『父の暦』には関川夏央氏の連載評論「谷口ジローとの歳月」第1回と、柴崎友香氏(小説家)のエッセイ「故郷と記憶、過去との距離」を掲載。『「坊ちゃん」の時代』には、ブノワ・ペータース氏の連載評論「谷口ジロー 普遍的な漫画家」第1回と、中島かずき氏(脚本家)「谷口ジローと出会った頃」を掲載します。以降も毎巻、豪華執筆陣による書き下ろしを準備していますので、ご期待ください。
また、谷口氏が新作の構想を練る上で描いた未発表のラフスケッチ等も、毎回数点掲載予定です。

その5:ハードカバーの豪華美麗装幀ながら開きやすい製本、読みやすい用紙を採用。
本書は愛蔵版でありながらも、読みやすさにこだわっています。喉元までしっかりと開く製本に、しなやかな用紙を採用することで、作品世界に没頭できる造本を目指しました。

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●著者史上最大規模の原画展が、「世田谷文学館」にて開催中
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