多数のご応募ありがとうございました!!第5回は佳作3名・期待賞1名を選出!!
受賞者の皆さんには特別審査員を担当したクール教信者先生による講評とアドバイスが贈られます!!


放課後、恋人と歩く帰り道。「彼女」はこれが2人で一緒に帰る最後の日だと知っていた。
[ クール教信者 ]
コマ割りやキャラの表情、背景を使った演出などが達者な一方で、キャラクターの見せ方や話のわかりづらさにアンバランスさを感じました。表現しようとする力と意思を感じたので、読者に伝えるために必要な技術をこれから学んでいってほしいです。少年少女の付き合ってるときの細かいエピソードなどをもう少し見てみたかったですね。


トトとクララは文明の滅んだ地球で農作業をしながら二人で暮らしていた。トトがクララの言動を定期的に報告する相手、そしてその理由とは?
[ クール教信者 ]
小さい部分から大きな世界観に繋げて、オチがついているところまで、高い水準で話が練りこまれていました。等身大の感情の描写がしっかりしており、絵柄やキャラクターデザインも合わさって、少年誌のテイストをもった作品として完成度が高かったです。青年誌で求められるリアリティを持った漫画作りにも、積極的に挑戦してみてください。


国家スパイのエリートを養成する「蜜月学院」で年に一度行われる蜂蜜戦争。影山サトルは敏感すぎる愛息を抱え、魅惑科女子の誘惑に耐えられるのか…!?
[ クール教信者 ]
ギャグとお色気、漫画としてのはちゃめちゃさが随所に詰まっており、楽しく読める作品でした。主人公を誘惑するヒロインたちの掛け合いも、台詞回しのセンスを感じました。エロコメをやるうえで、作家自身が内に持つフェチズムをいかに魅力的に伝えるかは避けて通れない道ですので、今後も「エロい描線」を追及していって欲しいです。


[ クール教信者 ]
メタルの知識を基にした、基盤がしっかりとある作品でした。ネタの引き出しに裏打ちされた構成もしっかりしており、ライブのシーンで描かれる空気感も良かったです。メタルを知らない人への配慮も随所に見受けられたのですが、趣味を伝えるにあたってまだまだの部分があるため、もう少し丁寧に説明していったほうがいいかもしれません。