[ 編集部より ]
多数のご応募ありがとうございました!!
審査員に『あなたがしてくれなくても』のハルノ晴先生、『島さん』の川野ようぶんどう先生を迎えて行われた第1回は入選2名・期待賞4名を選出!!


密かにクラスメイトを登場人物にしたデスゲーム小説を書く少女と、偶然それを読んだ少女との交流が始まる。
[ ハルノ晴 ]
絵が可愛くキャラも立っていて良かったです。デスゲームに絡める演出も上手だと思います。ただデスゲームが実際に起こっているのか、主人公のノート上だけで起こっているのかが、最後までわからなかったのがもったいなかったです。
[ 川野ようぶんどう ]
最初のつかみから最後まで面白く読ませていただきました。小さなコマですが、重要なアイテムである小説の中身をきちんと文章で書いている姿勢がとても大きな事で素晴らしいと思います。


非行少女・麻衣佳が盗みに入った家で出会ったのは、返り血まみれの少女・詩だった――。
[ ハルノ晴 ]
重いテーマですが暗くなり過ぎず、手が止まるセリフが多々ありました。立場が逆転していく関係性や、これから二人はどうなるのかなと考えさせられるところも良かったです。
[ 川野ようぶんどう ]
絵や画面作りが丁寧に描かれているので終盤に描かれている主人公の境遇をもっと掘り下げた上で早めに見せるポイントがあった方が良かったのかもしれません。


[ ハルノ晴 ]
作画や構図、物語の導入はプロ並みに上手いと思います。ただ連載の1話目の終わり方のように見え、何を伝えたいのかがよくわかりませんでした。
[ 川野ようぶんどう ]
絵に雰囲気があり魅力的ですので、もう少しページ数を増やして主人公が能動的にこうしたい、こう願っている(のにこうなってしまう)という方向からの描写もあった方が、ダムに身を投げるシーンの心情につながってより重厚な作品になるのではと思いました。


[ ハルノ晴 ]
勢いがあり一気に読めました。読者が、自分ならどうしただろうと考えさせられるところが良かったです。最後の落ちがもうひとひねりあると、もっと良かったなと思いました。
[ 川野ようぶんどう ]
主人公の推しを好きな思いがストレートに伝わってきました。 ただその分一本調子な印象があったので、最初にグッズを手に入れた時の苦労っぷりや最後に返してもらえるか分からず絶望したまま夢が終わり、目覚めてチケットは落選、でもアクキーはあって良かった…などもう少しメリハリをつける余地はあったかもしれません。


[ ハルノ晴 ]
作者が好きな世界観やキャラクターが伝わる作品でした。漫画としてはまだまだ努力が必要だと思うので頑張って下さい。
[ 川野ようぶんどう ]
絵柄が可愛らしいしひたむきな主人公に癒されました。何故か時折挿入される献立も好きです。


[ ハルノ晴 ]
絵が上手で特に不死の絵が素敵でした。物語はわかりやすいのですが既読感のある内容だったので、何故戦うのかとか、不死との関係性など、作者にしか出せない何かがあるともっと良くなると思います。
[ 川野ようぶんどう ]
明るい主人公が活き活きと描かれていて、読んで元気をもらえるキャラクターなのが良かったです。 序盤〜中盤にふたつの剣の使い方には違いがあるという伏線を入れて、その謎はラストの見せ場でいつもヘラヘラしている主人公が一瞬マジでカッコ良く示す、といった方がよりメリハリのついた盛り上がりになったかもしれません。
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